会社設立直後の小銭稼ぎに
会社設立直後、とにかく何かしらで売りを立てたいと思う経営者も少なくないかと思います。そんな時、会社設立準備にひと手間加えるだけで、数万円の売上を立てる方法があるのでご紹介します。
いきなり結論ですが、「法人名義でアフィリエイトASPのアカウントを作ってセルフバック可の案件を通じて、銀行口座を開設したり、法人用クレジットカードを作ったり、する」です。
例えば、2020年10月26日の時点でオススメできる案件は、銀行口座だとGMOあおぞら銀行。クレジットカードだとセゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードやJCB法人カード。などがあります。それぞれ数千円程度にはなるので、どうせ法人口座開設やクレジットカード作成をするなら、アフィリエイトASPへの登録に20分程度かかるとしても、採算の合う作業といえるのではないでしょうか。
なお先程、例に挙げたセゾンコバルトのセルフバック案件は、条件が翌月末決済金額30万円といった条件がついてますが、au payにチャージできるので、とりあえずチャージしておけば達成できます。
以上となります。これ以外で会社設立直後に簡単に売上を立てる方法については、別途記事にまとめる予定ですので、よろしければそちらもご覧ください。
会社設立直後の法人口座開設 Part1 -どの銀行に申込むべきか-
会社設立したら、まずは兎にも角にも法人名義の銀行口座が必要になります。法人用クレジットカードをつくる前に必要になる上に、審査に時間が掛かるのでなるべく早く動き出すべきです。本記事は、どの銀行に口座開設を申込むのが良いのかについてを端的にまとめた記事となっています。口座開設の審査を通す為のTIPSについては別の記事を御用意しますのでそちらをご覧ください。
本題である「どの銀行に申込むべきか」について書く前に、制約が何もなければどの銀行に口座を持つのが良いかについてを記載します。
会社設立直後の企業がメインバンクにしたい銀行ランキング
1位 楽天銀行
楽天に良いイメージを持っていない方や、プライベートで楽天経済圏に触れていない方にとっては、意外かもしれませんが、ここは選択の余地なく1位です。
振込時のワンタイムパスワードがスマホアプリという使い勝手の良さ、楽天ポイントをスマホ手数料に使える、ペイジー対応されている等々、印象論ではなく実務的なメリットで選ぶなら楽天銀行です。
ただし、後述の通り、審査が若干面倒なので、そのあたりは注意が必要です。
2位 ジャパンネット銀行
PayPay銀行に名称が変わることで嫌なイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、ネットバンクとしての歴史も長く、楽天銀行に次いで不動の2位という位置を担う銀行です。
楽天銀行同様ペイジー対応しており、提携ATMも多く入金・出金ともに毎月1回はATM手数料無料だったりとメリットも多く、好みによっては楽天銀行ではなくこちらをメインバンクにするという選択もあるかと思います。
こちらも楽天ほどではないにせよ、審査は若干面倒です。
3位 住信SBI銀行・GMOあおぞら銀行
まとめての記載となりますが、ペイジー対応していないという点だけでも上記2行に劣る上に、ATMの条件等の使い勝手においても上記2行より不便です。
一方で、審査はネット完結と、上記2行よりも圧倒的に作り易いので、申込むべき銀行という観点では話が変わってきます(詳細は後述)。
ではここからが本題です。
会社設立直後に申込むべき銀行とは?
結論から言うと、まずジャパンネット銀行、住信SBI銀行を申し込み、時間に余裕のある時に楽天銀行を申込むというのが良いと考えます。GMOあおぞら銀行は、住信SBIの審査に落ちるかもというような不安がある方だけが申込むという程度の位置づけで良いと考えます。
まずジャパンネット銀行
上述の通り、メインバンクにするべきは楽天銀行かジャパンネット銀行の2択なのですが、ジャパンネット銀行の方が楽天銀行よりも手続が簡単なので、とりあえずジャパンネット銀行の口座を確保する事が会社運営上重要です。
そしてジャパンネット銀行の審査は楽天銀行ほどではないにせよ郵送等も必要となってくる為、早めに動く必要があり、まず申込むべき銀行の一番手に挙がるという訳です。
次に住信SBI銀行
住信SBI銀行を申込む理由は審査の簡単さと早さです。PCとスマホアプリだけで完結し、審査も3日ほどで終わる為、すぐに口座ができます。万が一ジャパンネット銀行の審査に落ちた場合や、ジャパンネット銀行の審査が長引いた場合に、暫定的なメインバンクとして使う為にも、住信SBI銀行への申込みはジャパンネット銀行と同日にやるべきです。
最後に楽天銀行
楽天銀行は上述の通り、作れるならメインバンクにしたい銀行ではあるのですが、審査に携帯電話以外の番号(固定電話ではなくIP電話でも可)が必要だったり、履歴事項全部証明書の原本が必要だったりと、他行に比べて良い意味でも悪い意味でもしっかりしているので最初にここに時間をかけるのは得策ではないです。
事実、上述の銀行の中では最も審査自体も厳しく、時間をかけたのに審査落ちし口座がないという状態にもなっている方をよく見かけます。
ついてはここはジャパンネット銀行、住信SBI銀行の手続を終えて、他にやることが無い場合に取り掛かるというのが現実的だと考えます。
番外編としてゆうちょ銀行
詳しくは御自身で調べて頂ければと思いますが、預金額上限の関係上、ゆうちょ銀行は審査が緩く、それでいて口座振替等においての使い勝手が良かったり、口座維持費が当面は無料だったり、古い企業にはネットバンクよりも信頼されている場合もある等、メリットは結構あるので、こちらも時間があれば口座を作っておいても良いかもしれません。
以上となります。実際の申込時に準備しておくこと等のTIPSは別記事にまとめる予定ですので、よろしければそちらもご覧ください。
会社設立直後に作るべき法人向けクレジットカードランキング
この記事は、会社設立してまずは法人用クレジットカードをつくりたいけれど、何を判断基準に選べばよいのか分からない経営者向けです。特に創業初期は出費も少ないので年会費はなるべく抑えたいと考えている経営者の方には役に立つ記事となっています。
- 第5位:三井住友ビジネスカード for Owners(クラシック)
- 第4位:NTTファイナンス Bizカード
- 第3位:ライフカードビジネスライト(スタンダード)
- 第2位:EX Gold for Biz M
- 第1位:セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
- 番外編:セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
- まとめ
第5位:三井住友ビジネスカード for Owners(クラシック)
【このカードが向く方】
・特にクレジットカードに拘りはない
・クレジットカードの作成を急いでない
・なるべくコストを抑えたい
【このカードのメリット】
・初年度年会費無料
・新規入会キャンペーンで1万円分のギフトカード
・コンビニ3社でポイント5倍
【このカードのデメリット】
・カードが手元に届くまでに時間がかかる
・限度額が低い
【総評】
急いではないけれど、とりあえずクレジットカードを作りたいという方には最適なカード。キャンペーンで1万円分のギフト券がもらえるので、ポイント還元を無視しても少なくとも5~6年分の年会費はペイするはずなので、作っておいて損はないはず。
第4位:NTTファイナンス Bizカード
【このカードが向く方】
・年会費永年無料が良い
・年間数十万円は決済する予定あり
・限度額はそこまで高くなくてOK
【このカードのメリット】
・年会費永年無料
・ポイント還元率1%
・年会費無料なのに旅行傷害保険あり
・利用通知サービスでセキュリティ万全
【このカードのデメリット】
・ポイント交換は6,000ポイント〜=2年で60万使わないと還元率0%
・限度額が低い
【総評】
年会費が無料なので、作っておいて損はないカード。ただし上述の通り利用額が年間30万円未満なら還元率0なので魅力はない。
第3位:ライフカードビジネスライト(スタンダード)
【このカードが向く方】
・年会費永年無料が良い
・決済額は年間30万円未満
・限度額はそこまで高くなくてOK
【このカードのメリット】
・年会費永年無料
・申し込みはWEBで完結
・弁護士相談初回1回無料
【このカードのデメリット】
・ポイントサービスなし
・付帯保険がない
【総評】
ポイント還元がないので、決済予定額が一定以上の人には向かないカード。一方で決済予定額が僅かで、ポイントよりは他でメリットを享受したい人には検討する価値のあるカード。弁護士の初回相談無料だけで数千円分の価値があるはず。
第2位:EX Gold for Biz M
【このカードが向く方】
・年会費はなるべく抑えたい
・決済額は年間50万円以上
・限度額はそこそこ欲しい
【このカードのメリット】
・ポイント還元率が高い(最大1.1%)
・WEB明細に対応
・初年度年会費は無料
【このカードのデメリット】
・ポイントの有効期限が短い
・付与されるポイントの使い道が少ない
【総評】
「ポイント還元が良い割に、ポイントの有効期限が短かったり、使いみ道が少なかったり。」、「年会費有料の割に付帯保険が中途半端だったり」と使う人を選ぶけれど会う人には会う、絶妙にオススメし辛いけれど、ランク付けすると上位にくる1枚。
第1位:セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
【このカードが向く方】
・年会費はなるべく抑えたい
・主な利用はWEB広告やサーバ費用
・すぐにカードが欲しい
【このカードのメリット】
・カードがすぐに手に入る
・年会費が安い
・実績を積めば高い限度額も可能
【このカードのデメリット】
・アメックスなので地方とかで使えない場面多数
・ポイント還元率は高くない
・付帯保険も少ない
【総評】
兎にも角にもすぐに法人用クレジットカードが欲しいという人には最適な1枚。年会費も安い上に、実績を積めば限度額も上げられるので、最初の1枚にまさに最適なカード。アメックスという弱点を補う為に年会費永年無料のVISAカードと組み合わせて2枚持ちするのがベター。
番外編:セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
【このカードが向く方】
・年間200万以上決済予定
・JALの飛行機によく乗る
・すぐにカードが欲しい
【このカードのメリット】
・とにかく還元率が良い
・年会費の割にメリットも大きい
・実績を積めば限度額も青天井
【このカードのデメリット】
・アメックスなので地方とかで使えない場面多数
・ANA派だとメリット半減
【総評】
今回のランキングは、創業初期の経営者向けだったので敢えて番外としましたが、基本的に決済額が一定以上の企業であればこれ一択と言っても良いほどコスパの良いカードです。もし創業初期だけど仕入れやサーバ費用等で決済額が大きいという方にはこちらをオススメします。
まとめ
以上となります。結局どれが良いのか分からん、という方には
年会費無料が良いならNTTファイナンス Bizカード 1枚持ち
少しなら年会費が掛かっても良いならセゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードとライフカードビジネスライト(スタンダード)の2枚持ち
のいずれかをオススメします。